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7月12日の線状降水帯の発生を伴う豪雨により甚大な被害を受けた地区の状況を現地調査して参りました。

婦中地域の用水路氾濫による被害
婦中地域の用水路氾濫による被害

婦中地域では、河川の上流部での土砂崩れが発生し、土砂と流木により用水路がせき止められ氾濫。田畑に大量の土砂を含む水が流入したほか、下流域の住宅地でも浸水し、床上まで浸かってしまいました。

建設中の道路に沿って水が流れた跡
建設中の道路に沿って水が流れた跡

住民総出で田畑の土砂を搬出したものの、大豆を作付けした畑などが甚大な被害を受けました。

山田地域の土砂崩れ
山田地域の土砂崩れ

山田地域では、案内してくださった地域の方が生まれてから70年でこんな被害は初めてとおっしゃる位に、非常に多くの箇所で土砂崩れが発生し、道路が崩れて土砂が田畑に流入したほか、農業用水が寸断され、これから穂が出始める田んぼに水を送る事が出来なくなるなど、農家にとって死活問題となっています。

埋もれてしまった水路
埋もれてしまった水路
崖崩れで崩落した道路
崖崩れで崩落した道路

先ずは災害復旧と、今後は長期的な視点での対策が求められますが、こうした現地調査をもとに、適切かつ具体な対応を求めてまいります。

市長へ要望内容の説明
市長へ要望内容の説明

7月12日の豪雨により被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

今回の災害への対策ついて、富山市議会自由民主党は全会派に呼びかけて、藤井裕久市長に対して、7月12日からの豪雨災害への速やかな対応を求める要望として、

  1. 被害状況の的確な把握
  2. 復旧に対する補正予算編成等の速やかな財政措置と国・県への支援要請
  3. 今回の災害対応における富山市の対応についての課題整理・検証

の三点からなる内容の要望を致しました。

各会派からの意見に耳を傾ける市長
各会派からの意見に耳を傾ける市長

市長とは、市民への情報発信や庁内の情報共有について課題があったことなどを共有できたほか、緊急を要するものについては専決処分も視野に入れて対応することや、国・県要望を含めた財政措置などに対しスピード感を持って取り組むことなどが示していただきました。また、これらの対応については議会とも意思疎通を図りながら進めていくとの姿勢を示していただきました。

引き続き、富山市議会自由民主党としても独自の被害状況の把握に努めるほか、必要な支援策について各会派とも歩調を合わせながら、最大会派としての責任を果たしてまいります。