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北朝鮮による拉致問題の現状と課題についての勉強会

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池田氏による勉強会の様子
池田氏による勉強会の様子

5月22日(月曜日)に、「横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会」代表の池田正樹さんをお招きして、北朝鮮による拉致問題の現状と課題についての勉強会を開催しました。

富山市ではこれまでに、人権啓発フェスティバルにおいて拉致被害者の蓮池 薫さんによる講演会を開催したほか、毎年12月の北朝鮮人権侵害問題啓発週間では、市役所1階において救う会富山等の関係団体との共催により日本人拉致問題を考える展示会を開催しています。

昨年も政府拉致問題対策本部、県との共催で拉致問題啓発舞台劇公演を開催するなど、北朝鮮による拉致問題の啓発活動を市の施策として実施してきました。

一方で、平成14年に5名の拉致被害者が帰国されて以降、20年間拉致問題解決には進展が見られません。また、拉致被害者のご家族の高齢化により、拉致問題が風化することが懸念されることから、さらなる世論の喚起により拉致問題解決への具体な取り組みが求められますが、地方においても本市が行っているような取り組みに加え、ライトアップ運動や条例制定を行っている自治体もあります。

横田めぐみさんと小中学校の同級生であり、同じバドミントン部で、拉致される十数分前までにコートで一緒に練習をされ、今も横田早紀江さんらに寄り添いながら、救出に向けて啓蒙活動を人生をかけて行っていらっしゃる池田代表をはじめ同級生の皆さんの取り組みは、もしかしたらニュースの話に終わりそうになっている皆さんに必ずや届くものと感じましたが、地元の新潟市でも拉致問題解決に向けた署名運動では十人に一人しか行っていただけないなど、現実の厳しさも訴えていらっしゃいました。

同級生の会主催のチャリティーチラシと横田めぐみさんの卒業文集
同級生の会主催のチャリティーチラシと横田めぐみさんの卒業文集

こうしたことから、行政の取り組み事例や、政府の課題などもお伺いし、地方から地域住民への更なる啓発活動や施策の推進を通じて政府を動かしてゆく必要性をさらに感じました。